2012年7月6日 ドレスのこと

 6月29日から7月5日までの一週間、今度初参加する「仙台クラシック・フェスティバル」の公式サイトでのブログを担当しました。その中で、7月4日にドレスのことについて書いた件、興味を持ってくださる方も多いかと思いましたので、こちらにも掲載いたします。

以下転載:

 ステージに立つ人は皆衣装選びにかなりのエネルギーを使っているでしょうが、私も例外ではありません。ニューヨークで毎年数か月を過ごしていますが、まずは自分のアパートに落ち着いて、数日の内にはいつも決まったブティックにコンサート用のイブニングドレスを見に行きます。ヴァイオリンの場合は、肩の辺りに楽器を傷つけるようなラインストーンやビーズなどが付いていないこと、腕の動きが制限されてしまうような袖やスタイルではないこと、などの基本的な条件に加えて、演奏する曲のイメージに合うか、色などの季節感はどうか、ステージ映えするようなカットか、などと考えながら選びます。

 先日の文化会館では、新しく購入した緑のドレスを着用しましたが、カットも色も好評だったので嬉しく思っています。この新しいドレスには実はエピソードがあって、丁度アメリカの映画の祭典「オスカー」の授賞式がある2月に、在庫のあったロスの支店からいつものニューヨークのお店に取り寄せてもらうことになっていました。ニューヨークには在庫がなく、カタログで気に入ったのでオーダーしたのですが、数週間待っても届かず、結局オスカー授賞式の行われた数日後になって、やっと届きました。オスカーが終わるまで、ブティックとしては全ての可能なドレスをロスに留め置いた、ということだったようです。私は既に日本に帰らなければならず、結局取り置いてもらって改めて5月にニューヨークでピックアップしました。

 いずれにしても、オスカーのような世界的な祭典は、私のドレス購入計画にも影響を与えたのだ、ということに感慨もひとしおでした。ところでドレスのことは毎回ステージで見ていただくまで秘密にしているので、写真は省略します。

このブログ記事について

このページは、Reiko Watanabeが2012年7月 6日 15:23に書いたブログ記事です。

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