第71回全日本学生音コン予選審査vol.2

 今日は朝から快晴で気持ちの良い日曜日。外出を楽しむには打ってつけの日和でしたが、昨日に続き、東京オペラシティで全日本学生音楽コンクール東京大会中学生の部の予選2日目の審査。2日間で82名がバッハのサラバンドとパガニーニのカプリス3曲の中から任意の一曲を演奏、結果16名が10月の本選に進むことになりました。その前の3日間は、小学校と高校の部でしたので、中学生が体格的にも精神的にも、大切な進化の時期であることを実感させられました。

 バッハとパガニーニは、無伴奏曲としてコンクールでは避けて通れない曲で、双方異なった技術を要求されるのですが、数名は両方の音楽的な特徴をよく捉えて、技術的にもバランスよく演奏していたので嬉しく思いました。

 それにしても連日の審査で疲れが溜まっていたせいでしょうか。今日は大きな音で長々と調弦する人が多いのが気になりました。調弦は、演奏を始める前にステージの響きに少しでも慣れておきたい思いで、必要以上に長くしてしまいがちですが、余り長いと印象がよくありません。大きな音など論外。弓の先の方で、そっと響きを確認しながらの方が、より正確に合わせられます。何れにしても、ステージの上では全てが見られていることを忘れずに。本選はヴィオッティの協奏曲ですが、音でドラマを創出できるかどうかが、大事な要素になりそうですね。


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このページは、Reiko Watanabeが2017年9月10日 14:43に書いたブログ記事です。

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