2020
サントリーホールのチェンバーミュージック・ガーデン2020は予定されていた日程でのコンサートは中止になりましたが、新たなプログラムで有料ライブ配信として開催されることになりました。
私は、最終日6月21日(日)14時開演のガラコンサートに出演、ベートーヴェンのスプリング・ソナタ第一楽章と、ロマンスのト長調を、ピアニスト江口玲さんとの共演でお届けいたします。
チケット発売は6月5日(金)10:00~、詳細は以下のサイトからご覧いただけます。コロナ時代の新しいコンサートの可能性として、多くの方にお聴きいただけると嬉しく思います。
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/chamber2020/online/?fbclid=IwAR0oI5J0sM92AgbI0GgeYrXjAkSHK9pK2f7937cgUY6y5CUOqWu-3b9f1i4#anc6
【フォンテック名盤セレクション】配信開始。
私のメッセージと共に、2012年発売の『SOLO』より、バッハの無伴奏パルティータ第3番をお聴きいただけます。
https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=-0LIlawk8OY
2019
新譜「poetry」がレコ芸【準特選盤】
10月にリリースした新譜「poetry」が、「レコード芸術」12月号の評論で【準特選盤】として掲載されました。民族的な音楽にフォーカスした初のソナタ集は、「強烈な表出性」「いつもにも増して密度の濃い表現が実現し、迫真的感動を呼ぶ結果を生んでいる。」と高い評価を受けています。ヤマハ、タワレコ―ドなどのCD店、オンラインのCDショップ等でご購入いただけます。
10月9日より新譜「poetry」をリリース
10月9日より新譜「poetry」がリリースされます。民族色豊かなヴァイオリン・ソナタ集です。タワーレコードなどのCDショップ、オンラインストアでご購入いただけます。
https://tower.jp/article/feature_item/2019/09/24/1110?kid=psmcltw&sc_camp=3DF6217BD14E4DFFB9ADDAD68226DE1B
「NHKEテレの人気番組「ららら♪クラシック」名演集
放送日:3月29日(金)21:30~22:00 再放送:4月4日(木)10:25~10:55
NHK名曲アルバム ベルク:ヴァイオリン協奏曲 4月14日から放送開始
詳しくはスケジュール欄をご覧ください。
「音楽の友」3月号
現在発売中の「音楽の友」3月号の連載【巨匠の技と心】にて、アイザック・スターンについてお話ししています。
レクチャー・コンサートの批評
「音楽の友」2018年12月号にて、10月の白寿ホールのレクチャー・コンサートvol.4の批評が掲載されました。
2018
NHK Eテレ「ららら♪クラシック」出演
11月2日(金)夜9:30-22:00 「とことん音楽、渡辺玲子のベートーベン」というタイトルで、NHK Eテレの人気音楽番組「ららら♪クラシック」に出演いたします。ベートーベンの名作ヴァイオリン・ソナタ、「スプリング」と「クロイツエル」について演奏とお話をいたします。再放送は11月8日(木)朝10:25-55です。
2018年9月19日から21日サンクトペテルブルクで開催された第2回ユーラシア女性フォーラムで、「パブリック・リコグニション・アウォ―ド2018」を受賞しました。
「音楽の友」9月号のバーンスタイン生誕100年記念特集に、2ページにわたるインタビューが掲載されています。バーンスタインによる唯一のヴァイオリン協奏曲である「セレナード」について語っています。
渡辺玲子がラジオ番組のパーソナリティーに!
高音質衛星ラジオ放送MUSIC BIRDの新番組「渡辺玲子の弓語り」が4月7日から始まります。
土曜日の昼11時から12時の一時間番組で、半年間の放送が予定されています。
4月は「音楽における愛のかたち」というタイトルのもと、前編は4月7日(4月14日再放送)、後編は4月21日(4月28日再放送)の予定です。有料衛星放送専用のチューナーが必要となりますが、詳細は添付の資料をご覧ください。
2017
今月は北九州市の響ホール(8日)と浦安音楽ホール(17日)にて、「青少年のためのレクチャーコンサート」を行います。このシリーズは、私がプログラミングから演奏+レクチャーまでを担当するもので、2011年より日本音楽財団の協力を得て秋田アトリオン音楽ホールで始まりました。その後、白山市クレインホールや北九州市響ホールなどでも定期的に行い、今年の夏は宇部市渡辺翁記念会館でも演奏いたしました。今春オープンしたばかりの浦安音楽ホールでシリーズを開催するにあたり、音楽誌「サラサーテ 」8月号に掲載された記事をご紹介いたします。
再放映のお知らせ
11月1日(水)朝5時から55分まで、 NHKBSプレミアム クラシック倶楽部「ヴィルトゥオーゾの魅力」が再放送されます。
パガニーニ、エルンスト、シマノフスキ、ワックスマンなどの超絶技巧曲を演奏しています。
放映のお知らせです!
NHK Eテレ「ららら♪クラシック」10月6日(金)夜9時30分から10時 楽器特集:バイオリン、ラヴェルのチガーヌとリヒャルト・シュトラウスの子守歌を演奏しながら、バイオリンという楽器の魅力についてお話しいたします。是非ご覧ください。以下のサイトのプレビューで、チガーヌの冒頭もお聴き頂けます。
こちらからご覧頂けます。
4月にリリースした新譜"AIR&DANCE on Violin"が、第10回CDショップ大賞2018-前期クラシック推薦盤に選ばれました。 こちらからご覧頂けます。
先月の「レコード芸術」6月号で、特選盤に選ばれました。その他、「モーストリークラシック」7月号、「音楽現代」6月号にも批評が掲載されました。ここに記事を転載いたします。
「レコード芸術」誌
「モーストリークラシック」誌
「音楽現代」誌
「レコ芸」特選盤!
4月にリリースした新譜「AIR&DANCE」が「レコード芸術」6月号で特選盤に選ばれました。
その他「音楽現代」6月号でも推薦、「モーストリークラシック」7月号でも高い評価を受けています。
「レコード芸術」5月号掲載の先行レヴューをここに転載いたします。
5月18日の朝日新聞の文化・文芸欄に掲載された恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を音楽家がよむと…という記事に、私のコメントが取り上げられています。
「レコ芸」批評掲載中
20日発売の「レコード芸術5月号」”先取り最新版レヴュー”で、私の新しいCDに対する好意的な批評が掲載されています。 「”歌と踊り”で開放するヴァイオリンの魔力」というタイトルのもとに、「演奏が秀逸なだけでなく、選曲が示唆に富んでいる点も印象的」「渡辺の行き届いた表現を通じて、楽曲に刻み込まれた超絶技巧のパッセージが、抗しがたい魔力を伴って耳に飛び込んでくる。江口玲のサポートも、実にすばらしい」「録音も優秀」と好評をいただき、嬉しく思います。SACDにも対応した音質で録音していただきましたので、専門のステレオで聴いていただくと、さらに迫力あるヴァイオリンの音を楽しんでいただけます。
詳細はhttp://tower.jp/article/feature_item/2017/03/14/1102
CD4月5日リリース
新作CD が4月5日にリリース。"AIR&DANCE on Violin" は久々の名曲集です。19世紀半ばから20世紀初頭までの名曲を、音楽史を俯瞰しながら、音による一大絵巻のように聴いていただける選曲です。詳細、購入は以下のサイトから。
http://tower.jp/article/feature_item/2017/03/14/1102
NHK-BS「クラシック倶楽部」 2月16日再放送
NHK-BSクラシック倶楽部で「ヴィルトウオーゾの魅力」が 2月16日朝5:00-55 再放送されます。
CD4月5日リリース
サントリーホールの30周年を記念して、私のヴィデオ インタビューが掲載されています。以下のサイトからご覧いただけます。
https://m.youtube.com/watch?v=5f9fdKJWH3A
2016
今年11月18日のしらかわホールでのコンサートのプログラムに書いた「ストラドvs.デルジェス」という私の文章をご紹介します。共演予定だった韓国のヴァイオリニスト、イムさんの急病により、本番2日前に私のリサイタルにプログラムを急遽変更し、本プログラムを私の使用している1736年製デルジェス「ムンツ」で、アンコールのエルガー「愛のあいさつ」をストラドの「エングルマン1709年」で演奏しました。この文章を寄稿したときには、そのようなことになるとは思っていませんでしたが、2台の個性の異なる素晴らしい楽器を比べる機会をいただき、書いた内容を自身で改めて実感したコンサートでした。
BSプレミアム「クラシック倶楽部」再放送
NHK BSプレミアム「クラシック倶楽部」(朝5時から5時55分)で、今月は私の出演しているプログラムが2つ、再放送になります。 「東京・春・音楽祭 ブラームスの室内楽」放送日11月15日 「ヴィルトゥオーゾの魅力」放送日11月25日
今月号のマンスリースズキにインタビュー記事が掲載されています。
http://www.suzukimethod.or.jp/monthly/watanabe.html
せんくらのブログ掲載中
今秋も仙台クラシックフェスティバルに出演いたします。せんくらのウェブサイトで、7月7日から9日までブログを担当しました。
以下のサイトからご覧いただけます。
http://sencla.com/blogcategory/watanabe
「音楽の友」5月号「私が最後に弾きたい一曲」で、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番について書きました。
http://www.reikowatanabe.com/other_files/MX-2301FN_20160419_170752.pdf
2月に収録を終えたNHKBSプレミアム「クラシック倶楽部」の放映日が決まりました。3月28日朝5時から約一時間、「ヴィルトュオーゾの魅力」と題してパガニーニ、エルンスト、ワックスマンなどの超絶技巧曲を演奏いたします。
昨年の8月から行った教育活動について、秋田の魁新聞と宇部日報に掲載された記事をまとめてお届けします。
2015
共同通信で配信
先月の18日、サントリーホールで行われたCMGスペシャル「車椅子利用者のための室内楽演奏会」についての記事が、共同通信で配信されています。
http://www.47news.jp/EN/201507/EN2015070201001171.html
JAZZ TOKYO で5月のレヴュー掲載
5月21日にサントリーで行ったルケシーニさんとのデュオ・リサイタルの模様が、JAZZ TOKYO のサイトにリポートされています。
記事は以下のサイトからご覧いただけます。
http://www.jazztokyo.com/live_report/report827.html
せんくらのブログに書きました
6月30日から7月2日の三日間、仙台クラシックフェスティバルの公式サイトでブログを担当しました。
以下のサイトからご覧いただけます。
http://sencla.com/blogcategory/watanabe
日経の電子版にレヴュー掲載中
日経新聞のデジタル版に、6月18日にサントリーホールで行われたチェンバーミュージック・ガーデンのスペシャル・コンサート「車いす利用者のための室内楽演奏会」の模様が詳しくレポートされています。3回目の今回は、堤剛(チェロ)池田菊衛(ヴァイオリン)磯村和英(ヴィオラ)若林顕(ピアノ)の各氏との共演で、アットホームな雰囲気の中、古典作品を中心に聴いていただきました。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO88360040S5A620C1000000/
「音楽の友」「音楽現代」7月号 レヴューより
ただ今発売中の音楽誌にて、先月サントリ ーで行ったアンドレア・ルケシーニさんとの2連夜のデュ オ・リサイタルのレヴューが掲載されていますので、一部を抜粋してご紹介いたします。 《全編の白眉はベートーヴェンの第7番の強烈な熱演だっ たと思うが、22日は「ロンド」のテクニックの冴えと思わぬユーモアの表出が秀逸で、終演後は拍手喝采だった。 ベートーヴェンのソナタ10番も、この曲の不思議な浮遊感を「別れのソナタ」のように演奏、これは感動的だった 。(音楽の友7月渡辺和彦氏筆)》《後半のベートーヴェ ンの7番がこの日のハイライト。波長の合い始めた両者のスケールの大きな音楽が、曲想に見事にマッチした文句のない出来栄え。最後の「春」は、渡辺の官能的な音色とル ケシーニの細やかなテンポの揺れが見事に溶け合い、色彩豊かな「春」が眼前に展開した。(音楽現代7月佐藤康則 氏筆)》
「モーストリークラシック」7月号記事
「音楽の友」6月号(5月18日発売)「モーストリークラシック」7月号(5月20日発売)に記事が掲載されます。
5月のデュオ・リサイタル、チケット発売中
名指揮者シノポリ氏との録音の時に、ベルクの室内協奏曲で共演したイタリアの名ピアニスト、アンドレア・ルケシーニ氏とのデュオ・リサイタルが、2晩連続の公演として、サントリーホールのブルーローズで予定されています。プログラムは、ベートーヴェンの後半のヴァイオリン・ソナタ6曲とシューベルトの作品を組み合わせたもので、私自身もとても気に入っています。
当日会場で皆様にお目にかかれれば嬉しく思います。
全席指定¥6.000/ 2公演セット券¥10,000
イープラスhttp://eplus.jp/ / チケットぴあTel:0570-02-9999(音声自動応答・Pコード1回券:251-062, 2回セット券:781-389)
サントリーホールTel:0570-55-0017 http://suntory.jp/HALL
*学生(25歳以下)の方は、下記のアドレスへ、私のこのページで公演情報を知ったことをお伝え頂くと、学生割引でご購入いただけます。件名を「渡辺玲子学生券」としてinfo@amati-tokyo.comへお申し込みください。
2014
6月15日みなとみらいにご招待!
慶応義塾大学のワグネル・ソサイエティー・オーケストラのOBOGで結成されるアマデウス・ソサイエティー管弦楽団と、6月15日みなとみらいホールにて共演いたします。
期間限定で、ご希望される方にご招待チケットを差し上げます。
詳しくは、以下の応募方法をお読みいただき、ご希望される方は6月8日(日)までに、アマデウス管の坂口様にお申し込みください。
◆公演名:アマ デウス・ソサイエティー管弦楽団第42回演奏会
◆会期 :2014年6月15日(日) 13時20分開場 1 4時00分開演
◆会場 :横浜みなとみらいホール 大ホール
◆料金 :2,000円(指定席・一部当日指定あり)
◆指揮 :曽我 大介
◆ヴァイオリン独奏:渡辺 玲子
◆合唱 :一音入魂合唱団
◆曲目 : ラヴェル :ダフニスとクロエ 第1組曲 第2組曲
ラロ :ヴァイオリン協奏曲第2番≪スペイン交響曲
≫
ドビュッシー :夜想曲
【招待応募方法】
◆応募方法 :希望枚数(お一人様2枚まで)、住所、氏名、年齢、電話番号、E-mailアドレスを明記の上、
E-mailにて下記アドレスに申込み
◆応募宛先 :amadeus_concert_inv@yahoo.co.jp
◆応募後の流れ:当団より、メールにてチケットのお渡し方法を含め、「ご招待のお知らせ」をご連絡させていただきます。
◆締切日 : 2014年6月8日(日)
◆注意事項<重要>
※お手数ですがお申し込みの際には【渡辺玲子公式ホームページを見て】、もしくは【渡辺玲子facebookを見て】と
明記頂きますよう、よろしくお願い致します。
※大変申し訳ありませんが、ご連絡先の確認が取れない場合には、ご招待できない場合がございます。
携帯電話の迷惑メールフィルター設定している場合には、お申込み前に上記アドレスからのメール受信を可能な設定に変更いただきますようお願い致します。(メール以外でのご連絡をご希望の方はその旨お知らせください)
◆お客様お問い合せ:坂口(さかぐち)
E-MAILamadeus_concert_inv@yahoo.co.jp
◆団ホームページ:http://amadeus-society.hp.infoseek.co.jp/
演奏を無料配信中
3月4日サントリーホールで行われたチャリティーコンサートの模様が こちらhttp://ottava.jp/special/ganbarou2014.html で何時でもお好きな時に無料でお聴きいただけます。
私はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏しています。このチャリティーコンサートの寄付先「毎日希望奨学金」では、東日本大震災で保護者を亡くした子供たちのサポートをしています。
昨年は240人の子供たちに、奨学金を給付しました。
モーストリー・クラシック「演奏家に聞く私の愛聴盤」掲載中
今月のモーストリー・クラシック」(3月号)「演奏家に聞く私の愛聴盤」の欄に、クリスティアン・テツラフのヴァイオリン独奏、ピエール・ブーレーズ指揮/ウィーン・フィルが演奏するシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番のCDについて、私が書いた文章が掲載されています。
1月19日北九州市響ホールのコンサート・レポート
1月19日に北九州市響ホールで行われた「子どもたちのためのレクチャーコンサート」の模様が
日本財団のサイトに詳しく紹介されています。
http://blog.canpan.info/nfkouhou/archive/226
2013
JAL機内オーディオ
11月のJAL国内線、機内オーディオプログラムで、私の演奏するバッハのシャコンヌがお聴きいただけます。
11月3日NHKスペシャル放映
11月3日夜9時より、NHKスペシャル(総合)「至高のヴァイオリン ストラディヴァリウスの謎」が放映されます。私もストラディヴァリウスの音の実験に、現在演奏している日本音楽財団所有の1725年のストラド「ウィルヘルミ」で参加しています。
サントリーホールCMG関連記事
6月に開催されたサントリーホールの「チェンバー・ミュージック・ガーデン」に関するレポートと批評記事が以下のウェブサイト、及び今月号の「音楽の友」誌のイヴェントレポート欄に掲載されています。
サントリーホール ウェブサイト
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/enjoymusic/chamber/report.html
“Enjoy! Suntory Hall”誌記事 提供:サントリーホール
「ウェブ アッコルド」誌にインタビュー掲載
"web a-cordes"誌にインタビューが掲載されています。掲載は2部に分かれています。
渡辺玲子インタビュー1
http://www.a-cordes.com/#!20130607reikowatanabe1/c1un5
渡辺玲子インタビュー2
http://www.a-cordes.com/#!20130607reikowatanabe2/c22m8
Mostly Classic に掲載中
5月20日発売の「モーストリー・クラシック」(7月号)の「世界の話題」欄に、4月21日ミラノのアルチンボルディ劇場で行われたコンサートの模様が、音楽ジャーナリスト堂満尚樹氏によりレポートされています。
「イタリア音楽界に新風注ぐアーティスト、ジョバンニ・アレヴィの新作、ヴァイオリン協奏曲ではソリスト、渡辺玲子に酔いしれる」
・・・・(略) ピアノ曲では自作を演奏するアレヴィ、そして協奏曲はアレヴィ自身が指揮に回り、日本人ソリスト、渡辺玲子が舞台に上がる。その渡辺玲子の演奏こそ当日のメインとなり、2500人の聴衆はそれに酔いしれていた。難易度の高い楽曲を自らのアイデンティティーを交えて自在に操り、アレヴィの甘美なメロディを天井の調べのように切なく奏でるあたり、名器ストラディヴァリウスも十分に堪能できる。総立ちの喝采が渡辺に、そして作曲者のアレヴィに降り注いだ。(後略)
中嶋学長追悼(大八木氏、秋田魁)
去る2月14日に逝去された中嶋嶺雄学長に対する大八木敦彦氏の追悼文が、3月29日付の秋田魁新報に掲載されました。教育における音楽の重要性を説き、ヴァイオリンを愛していた中嶋先生のお人柄が語られています。全文は、こちらからご覧いただけます。
「Solo」好評でロングセラー
昨年6月にリリースされた「Solo」もロングセラーを続けているとのこと、大変嬉しく思っています。それを記念して、フォンテックのウェブサイトと機関紙に、以下の文章を寄稿いたしましたので転載いたします。
「Solo」に寄せて
「Solo」がリリースされて半年が経ちましたが、多くの皆様に聴いて頂いていることをとても嬉しく思います。最近の私のリサイタルでは、ここで録音した無伴奏の作品を数曲、プログラムに含めることが多く、「無伴奏」の与えてくれる表現の自由さと難しさを毎回心に刻みながら、引き続きこれらの作品に対する表現の進化=深化に努めています。録音で使用したガルネリ・デルジェスから、縁あってここ数か月は一時的にストラディヴァリを使用していますが、パートナーが変わることによって、作品に対する表現や音色の選択が自分の中でここまで変わるという驚き、そしてデルジェスとストラドという異なる音色の魅力に対する認識を新たにすると共に、ヴァイオリンという楽器には、計り知れない豊かさと深さがあるのだと改めて感じています。
今年も昨年に引き続いてバレエとの共演もあり、また協奏曲や室内楽でも新しい作品に挑戦していきます。私にとって新しい国やオーケストラとの共演もあり、楽しみにしているところです。無伴奏にも引き続き挑戦し続けていきます。コンサートでお目に掛かれることを願っています。
演奏を無料配信中
弦楽器と音楽の専門誌「サラサーテ」の2013年2月号に渡辺玲子のインタビュー記事が掲載されています。
記事はこちらからご覧頂けます。
2012
演奏を無料配信中
秋田の魁新聞(11月23日付)と朝日新聞(12月11日付)に12月25日秋田アトリオン音楽ホールでのリサイタルの紹介記事が掲載されました。
下記をクリックするとご覧いただけます。
秋田の魁新聞(11月23日付)
朝日新聞(12月11日付)
演奏を無料配信中
12月25日に秋田アトリオン音楽ホールで行われる「渡辺玲子ヴァイオリン・リサイタル~ヴァイオリン無伴奏と名曲を集めて~」のプログラムについて、以下のサイトからお好きなプログラムを選び、投票していただけます
http://www.aab-tv.co.jp/pc/wm_event/index.php?cid=5
「レコ芸」10月号にCD紹介
「レコード芸術」10月号のNew Disc Collectionの欄で、9月25日に発売された「新実徳英ソニトゥス・ヴィターリス」が以下のように紹介されています。
以下一部転載:「鮮烈で繊細な愉しみに溢れた新実徳英のヴァイオリン作品集」
(略)このライヴ録音は重量級の聴きもの。(略)原始的詩情を表出した渡辺玲子と寺嶋陸也の繊細で鋭い演奏が圧巻。(略)≪舞踏組曲≫は、上質の「遊びの音楽」で渡辺と加藤知子の丁丁発止のやり取りがスリリングだ。
新実作品展のライブCD発売開始
2011年9月に東京文化会館で行われた「新実徳英作品展」のライヴ録音が、9月25日にカメラータから発売されます。
アマゾンでの購入はこちら
Stereo Sound 秋号に「SOLO」の記事
現在発売中の Stereo Sound 2012年秋号で、新譜「SOLO」が二か所で取り上げられています。
東条碩夫氏のNEW DISC の欄では「名器の輝かしく色気のある音色・・・・・」、Classic の欄では「情熱的な音色と優れた技巧、録音も見事」というタイトルの下、紹介されています。
「レコード芸術」誌で準特選盤に
レコード芸術8月号に「SOLO」が準特選盤として掲載されました。
記事はこちらからご覧頂けます。
Audio Accessory 誌2012年秋号(146号)で「SOLO」が取り上げられました
「MJ」誌にCD批評掲載中
「MJ無線と実験」8月号に、新譜"SOLO"の批評が掲載されました。
批評の一部を転載いたします。
(略)イザイは、個々の音がピンと経っているだけではなく、流麗な弾き方と、ふくよかな歌心に溢れ感心した。これでこそこの曲は生きると思う。ヒンデミットもよく弾き込み、表情豊か。丁度中心に配置されたバッハは、まず1曲目の前奏曲がなんとも鮮やか。そのスピード感もさることながら、瑞々しく輝かしい音が次々とこぼれ出ていて魅惑的。これを聴かされると次はぜひ全曲をと思ってしまう。(略)佐藤の幻想曲も、作品のもつ多彩な表情をきっちりと描き分けている。残る2曲は超絶技巧で知られるエルンスト。これも音がしゃきっと立っているのはいうまでもないが、豊かなハーモニーと歌心をしっかりと打ち出している。(略)
「MJ無線と実験」8月号 Classic Review by HIRABAYASHI Naoya
ぶらあぼにCD紹介
ぶらあぼ8月号(161ページ)に今回の新譜「SOLO」が紹介されています。
記事は以下からご覧いただけます。
http://www.mde.co.jp/ebravo/book/201208/#page=154からご覧頂けます。
7月4日読売新聞に記事掲載
7月4日の読売新聞夕刊に、新譜CDと19日の無伴奏リサイタルの記事が掲載されました。
こちらからご覧いただけます。
7月2日朝日新聞に掲載記事
7月2日朝日新聞夕刊に新譜"SOLO"と7月のリサイタル、そして最近の活動に関する記事が掲載されました。
尚、記事の中で紹介されている国際教養大学での渡辺玲子の講義期間は、秋学期の二か月間です。
記事はこちらからご覧いただけます。
7月2日毎日新聞に掲載記事
7月2日の毎日新聞夕刊に新譜"SOLO"と7月のリサイタルに関する記事が掲載されました。
記事はこちらからご覧いただけます。
「せんくら」出演者ブログに掲載中(7月5日まで)
仙台クラシックフェスティバル、通称「せんくら」と親しまれ、毎年9月に仙台で開催される音楽フェスティバルに今回初参加となり、6月29日から7月5日までの一週間は「出演者ブログ」の欄に渡辺玲子が文章を寄稿。以下のサイトからご覧いただけます。
http://sencla.com/
「レコ芸」7月号にPre-review掲載
7月号「レコード芸術」に「圧巻の"SOLO"!渡辺玲子の凄すぎる世界」というタイトルで、渡辺和彦氏執筆のPre-reviewが掲載されています。
記事はこちらからご覧いただけます。
Intoxicateでインタビュー記事掲載中
タワーレコードが偶数月に発行しているフリーマガジン"Intoxicate"の6月20日最新号で、新しいCD"SOLO"と7月の一連のコンサートについてのインタビュー記事が掲載されています。記事は以下でご覧いただけます。
http://www.reikowatanabe.com/other_files/news2012_6_20.pdf
TOWER RECORDSでインストア・イヴェント
7月7日(土)ミニライヴ&サイン会の開催が決定しました。
TOWER RECORDS 渋谷店 15:00~ 6F、新宿店 18:00~ 10F
皆様の応援をお願いいたします!
「バレエの饗宴」6月17日にEテレにて放映予定
5月23日付の毎日新聞夕刊でも紹介されましたが、去る3月30日NHKホールで行われた「バレエの饗宴」の模様が6月17日Eテレ(午後3~5時)にて放映されます。
毎日新聞の紹介記事は以下のサイトでご覧いただけます。
http://mainichi.jp/enta/news/20120523dde018040035000c2.html
ばらあぼ6月号インタビュー掲載中
クラシック音楽情報誌のばらあぼ6月号に、7月1日東京文化会館で行われる「響の森」シリーズ、ブラームスのダブル・コンチェルトで共演する指揮者の山下一史氏、チェリストの長谷川陽子氏との対談インタビュー記事が掲載されています。
以下のサイトからも、ご覧いただけます。
http://www.mde.co.jp/ebravo/book/201206/#page=44
「Noism」ワシントン公演批評
4月26&27日にワシントンの・ケネディ・センターで行われた日本のダンス・カンパニー「Noism」の公演批評が、世界的にも権威のあるワシントン・ポスト紙のほぼ1ページを割いて掲載されました。その扱いの大きさからも、この公演に対する評価と期待の高さが伺われます。ヴァイオリンの演奏に対する批評部分は以下の通り:(原文)""Academic"was an unemotional exercise in energy and form, elevated considerably by the supple live performance of Bach's Three Partitas for Solo Violin by Reiko Watanabe."(訳:エネルギーレベルと形式において、"アカデミック"の振り付けは感情起伏のないエチュードのようなものであったが、渡辺玲子によるバッハのパルティータのしなやかな生演奏によって、作品として大いに高められた。)
批評の全文とNoismの公演中の写真2枚を、こちらからご覧いただけます。
NHK BSプレミアム放映日の訂正
第80回日本音楽コンクールのガラコンサートの模様は、4月2日から4日間に渡り放映されますが、渡辺玲子の出演部分は4日(朝6時から)に放映されます。 訂正してお知らせいたします。
4月2日NHK BSプレミアムで放映
2月5日にNHKホールで行われた「第80回日本音楽コンクール ガラ・コンサート」の模様が、NHK BSプレミアムで4月2日(月)朝6:00から放映されます。
インタビューや過去の演奏のクリップなども挿まれる予定ですので、是非ご覧ください。
待望の新作CDと記念リサイタル決定!
数年前から計画に取り掛かっていた無伴奏CDは、今年6月6日フォンテックから発売が決定。それを記念した無伴奏リサイタルを、サントリーのブルーローズ・ホールにて7月19日に行います。このコンサートの前売りは3月24日から開始になります。皆様のご来聴を、心よりお待ちいたします。
http://www.reikowatanabe.com/other_files/cd_sokuhou_img.jpg
Mostly Classic 4月号に、宮本文昭氏との対談が掲載されています。
記事はこちらをクリック→
「音楽の友」にコンサート批評が掲載
2012年1月24日大阪交響楽団とのドヴォルザークのコンサート批評が「音楽の友」誌3月号に掲載されました。
記事はこちらをクリック→
2012年、明けましておめでとうございます。
昨年9月からブログではすっかりご無沙汰してしまいました。
昨年の最終四半期は、9月末に東京文化会館にて新実徳英氏の作品展で肉体と精神共に鍛えられた後、秋田の国際教養大学での2か月間の集中講義のために、10月から12月にかけて秋田に滞在。その間も時々東京に戻り、協奏曲の協演や学生コンの審査などもこなしましたが、何と言っても私にとって印象に深く残ったのは、秋田のアトリオン音楽ホールにて、ホールと日本音楽財団のサポートを得て、高校生を対象としたレクチャー・コンサートを行うという試みが成功したことでした。
故レナード・バーンスタイン氏が、彼の最盛期の数年間に渡ってニューヨーク・フィルと行ったコンサート・シリーズ「ヤング・ピープルズ・コンサート(Young People's Concert)」は、今もDVDで見ることができますが、フレッシュで内容の深い名シリーズです。2004年の国際教養大学の開校より8年に渡って、教養としての「音楽の聴き方」を学生に教えてきた私も、このDVDに大きな刺激を受け、いつか多数の青少年のために音楽の深さを実感してもらえるような内容で、レクチャー付きコンサートができたらよいと考えていましたので、今回の実現はとても嬉しく思いました。
2012年は協奏曲を始め、ヴァライエティに富んだ組み合わせで聴いていただけるコンサートが多く予定されています。その中で私自身も特に楽しみにしているのが、バレエとの初共演。新潟を本拠に世界的にも活躍する「Noism」というグループと、バッハのパルティータの演奏で、東京とワシントンDCで共演いたします。バッハの世界が、どのような肉体の動きに変換され表現されるのか、興味津々です。また昨年の震災で延期された川口のリリアホールのガラ・コンサートも、今年の12月にリスケジュールされ、和光市と奥州市を加えて3か所の会場で行います。
今年も、引き続き世の中の色々なことが激しく変化していくような気がしていますが、皆様にとって実りのある良い年になりますように。またコンサート会場などでお目に掛かれることを楽しみにしています。
2012年1月12日
渡辺玲子
2011
学生音コンの講評掲載
12月28日の毎日新聞朝刊に、12月4&5日横浜のみなとみらいで行われた「学生音楽コンクール全国大会」の講評が掲載されました。
私は審査員を務め、今回のバイオリン部門の講評を書きました。
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「青少年のためのレクチャー・コンサート」を開催
11月11日に秋田アトリオン音楽ホールにて、日本音楽財団とホールの主催で「青少年のためのレクチャー・コンサート」を開催いたしました。
初めての試みでしたが、当日は600人の高校生+一般の聴衆を迎え、大変な盛況の内に終えることができました。
秋田の魁新聞に掲載された記事をお知らせいたします。
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朝日新聞にコンサート紹介記事
10月17日付朝日新聞の夕刊に、9月29日に行われた「新実徳英バイオリン作品展」の批評が掲載されました。
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読売新聞にコンサート紹介記事
2011年8月29日付読売新聞の夕刊に、9月29日のコンサートを紹介する記事が載りましたので、転載いたします。
作曲家・新実徳英さん
作曲家の新実徳英氏(64)が、自身のバイオリン曲を集めたコンサートを9月29日、上野の文化会館小ホールで開く。プログラムのメーンは、長年のテーマである「大地から立ち上がる生命の輝き」を音に託した連作「ソニタス・ヴィターリス」(ラテン語で「生きとし生けるものたちの音」)だ。
同曲は2001~07年に書かれた。「夏と冬に暮らす八ヶ岳の大自然から感じ取った生命力を表現した」。バイオリンという楽器が持つ可能性を追求し、音楽の根源である「歌」を引き出そうとしたという。
演奏は近年、新実作品の初演を多く手がける渡辺玲子。「構成力、音の質感、作品の本質に深く迫る洞察力、どれをとっても素晴らしい」と信頼を寄せる。
大自然は時に猛威をふるい、人々を震撼させる。震災後、「音楽はそうした心の震えを捉えるものでなければならない」と意識するようになった。「悲惨な現状を前に、音楽家には限られたことしかできない。その後ろめたさを肝に銘じて作曲に取り組みたい」
出演はほかに加藤知子(バイオリン)、寺嶋陸也(ピアノ)。
朝日新聞にCD紹介記事
6月13日付朝日新聞夕刊、文化芸能欄に以下のようなCD紹介記事が掲載されました。
for your Collection クラシック音楽
(片山杜秀、金澤正剛、諸石幸生、矢澤孝樹の4氏で合議で選びました。)
(片):新実徳英:バイオリン協奏曲第二番「スピラ ヴィターリス」他 渡辺玲子(カメラータ CMCD2823)
3段ロケットの如き傑作協奏曲。猛烈に起動し一途に上昇。やがて軽量化し、無重力の高みへ。
渡辺と梅田俊明指揮者仙台フィルが献身的名演。
大震災を乗り越える
「スズキメソードの季刊誌 2011夏号に掲載された特集【大震災を乗り越える】から渡辺玲子の「思いのメッセージ」(pdf)
ライブ録音リリース情報
2009年11月に渡辺玲子の独奏で初演された新実徳英氏のヴァイオリン協奏曲第2番を含むライブ録音のCDが来る5月25日にリリースされます。
新実徳英:ヴァイオリン協奏曲第2番<スピラ・ヴィターリス>~管弦楽作品集
●品番:CMCD-28237
●税込価格 \2,940(税抜価格 \2,800)
収録曲目:
(1)ヴァイオリン協奏曲第2番<スピラ・ヴィターリス>(2009)
(2)太陽風~オーケストラのための (1999)
(3)沈黙(しじま)へ~弦楽オーケストラのための(1999)
演奏者:
(1)渡辺玲子(ヴァイオリン)
梅田俊明(指揮)
仙台フィルハーモニー管弦楽団
2011年3月にサントリー財団から発行された「日本の作曲◎2000-2009」にも、この協奏曲と初演の模様が以下のように紹介されています。(以下抜粋)
◎新実徳英/ヴァイオリン協奏曲第2番<スピラ・ヴィターリス>
片山:これは仙台で初演されたものです。仙台フィルの委嘱ですね。ヴァイオリン協奏曲第1番(2003)と同じような路線ですが、第1番でもうひと押しあればというところが、この第2番は実現されていた。ソロもより雄弁だし、オーケストラも力強いし、そういう意味で、私が第1番を聴いてちょっと物足りないと思っていたところが解消されて、これならカタルシスに到達できると。今までの新実さんの路線を、もっと強く推し進めた作品として選んでおきたいです。
沼野:僕も初演を聴きましたが、たしかに後半に行くにつれて会場の空気が変わっていった。また、独奏の渡辺玲子さんがよかったですね。
片山:ソリストのおかげということもあったかもしれませんけど、ひじょうに雄弁な曲になっていましたね。
白石:新実さんの音楽にはヴァイオリンが合うんでしょうね。
片山:そうですね。やっぱり弦楽器で纏綿とやりながらテンションを上げていくような曲がいいんでしょうね。まとわりつくというのが新実さんの若いころからのコンセプトですものね。
「東北地方太平洋沖地震支援基金」のおしらせ
ストラディヴァリウスなどの名器の貸与事業を通して、世界の若手音楽家を応援してくださっている日本音楽財団の母体である日本財団が、被災地を支援するために「東北地方太平洋沖地震支援基金」を立ち上げ、募金活動を行っています。募金のウェブサイトの中では、テレビのニュースなどでは報じられない被災地の状況も随時情報が更新されていますので、是非ご覧になってみてください。日本財団の募金に関する情報は、以下の通りです。
募金活動に係る経費はすべて日本財団が負担しますので、募金額すべてが被災された方々を支援するために使われます。
東北地方太平洋沖地震支援基金は、クレジットカード(visa, MasterCard)
または、銀行振り込みにて、一口 2,000円から募金することが可能です。
(下記募金サイトをクリックし、カード情報を入力すると募金できます)
http://members.canpan.info/shienkikin/products/detail.php?product_id=1084
【English】
http://members.canpan.info/kikin/products/detail.php?product_id=1080
(銀行振り込みの募金はこちら)
三菱東京UFJ銀行
支店名:本店
普通口座:1012106
名義:日本財団 (よみ:ニッポンザイダン)
※振込元名義人の頭に「サイガイ」とつけてください。
例えば振込元名義人が山田太郎の場合、「サイガイ ヤマダタロウ」とお願いします。
※領収書が必要な方は、メール kifu@ps.nippon-foundation.or.jp にて、件名を「領収書希望」としていただいた上で、「領収書宛名、領収書の送付先住所と宛先、連絡先電話番号」をお知らせください。
今回の東北関東大震災の被害の大きさには、気が遠くなるような大変な衝撃を受けています。
私が毎年2ヶ月半滞在している秋田は比較的被害が少なかったようですが、ここ数年はコンサートや旅行、山登りなどで岩手、青森、宮城などにも頻繁に訪れる機会があっただけに、報道の映像を見る度に胸が締めつけられるようです。
3月13日の川口リリアホールでのガラ・コンサートは、地震の影響で中止になりましたが、今後リスケジュールの可能性もあるように聞いています。決まり次第お知らせいたします。
また4月10日東京交響楽団の新潟定期の代替コンサートが急遽追加になりました。詳細については、スケジュール欄をご覧下さい。私の演目はモーツアルトの「トルコ風」協奏曲ですが、未だ震災の緊張を感じている中で、モーツアルトの音楽に集中していると、ほっとした気持ちになります。
大震災の数日前に、秋田でピアノ・トリオの演奏会をいたしました。共演者はドイツ在住で活躍する若手ピアニストの佐藤卓史さん、そして日本で活躍されているチェリストの羽川真介さんは、共に秋田出身。聴衆の皆さんも熱狂したエキサイティングなコンサートとなりました。
そのコンサート・プログラムに掲載された私のインタビューをここに転載いたします。
Q:秋田アトリオン音楽ホールでの思い出をお聞かせ下さい。
A: 2004年の国際教養大学の開学以来、アトリオン室内オーケストラとの3回の共演を始め、AIU(国際教養大学)の公開レクチャー・コンサート、ホール主催のクリスマス・コンサート、去年のマリンバの布谷さんとのデュオ・コンサート等、数々のコンサートでアトリオン音楽ホールのステージに立ってきました。その中で、多くの秋田出身の優秀な音楽家の方々との交流も深まりましたし、音楽を愛好する方々ともめぐり逢えたことは、私にとって大切な思い出であり精神的な財産です。
Q:音楽家になるにあたって、影響を受けた人物について教えて下さい。
A: 色々な場面で多くの方から学びました。3歳でヴァイオリンを習い始めてから師事した先生方には、ヴァイオリンを弾くための技術的、音楽的な基礎をしっかり教えて頂きました。若いときに身につけた正しい技術的な基礎は、その後の音楽的キャリアを築くために大いに役立ちました。ニューヨークのジュリアード音楽院で師事し、アメリカでの父親代わりのように可愛がって下さった故ジョセフ・フックス先生には、90歳を過ぎても音楽の真実を探求し続ける先生の厳しさや、その結果訪れる喜びの瞬間も間近で学びながら共に体験しました。
また、2001年にベルリンでのオペラの上演中に急逝された指揮者のジュゼッペ・シノポリ氏には、ヨーロッパで数々の大舞台に引き出していただきましたが、ベルクのヴァイオリン協奏曲のCD録音や、ヨーロッパや日本で共演したコンサート・ツアーでの交流の中から、超一流の演奏家とは常に自分が表現しようとしている音の具体的な姿を明確に持ち、その音の実現=演奏のためには自分にも周りにも妥協しない究極の意志の強靭さを持っているのだ、ということを強く感じました。
ニューヨークで時々演奏を聞いて頂いていた故アイザック・スターン氏にも、音楽に向き合う姿勢の厳しさを教えて頂きましたし、またご自分の演奏に対する非常に冷徹な分析的態度は、いつも衝撃的でさえありました。
Q: 今回の室内楽コンサートの聴き所は?
A: 「室内楽」のコンサートというと、何となく地味な印象を持っている方もいるかもしれませんが、音楽では最も大切な分野です。作曲家にとっても、楽器がたくさん登場する華やかなオーケストラ曲などよりも、楽器間の対話的な要素がより深く親密な室内楽は、音楽の構造的な面においても最も本質的であり、実はとても大切な分野なのです。サントリー・ホールの館長で世界的チェリストの堤剛氏も、先日新聞で次のような内容のことを書かれていました。「室内楽は音楽の基本の基本であり、音楽文化の成熟した地域では室内楽がさかん。日本の音楽家も室内楽の機会を多く持ち、お客様にもその魅力を知っていただきたい。」 私も自分の経験から同じようなことを感じていますし、是非皆さんにも今回のコンサートを聴きに来ていただきたいと思います。
Q: 音楽家を目指している若い人々へメッセージを下さい。
A: 音楽は対話。自分の演奏するパートにだけ集中するのではなく、全体の構造における旋律やハーモニーの流れを理解するように常に努力してほしいと思います。アンサンブルの機会は逃さず、色々な室内楽を経験して、音楽の構造に深く興味を持って欲しい。
新年あけましておめでとうございます。
2011年も、皆様にとって健康で良い年になりますように。
昨年は、9月のレコーディングや10月からの国際教養大学での2ヶ月半の集中講義、合間にコンクールの審査やマリンバとのDUOコンサートなど、ヴァライエティに富んだ後半戦でした。多くの方々に応援やご協力をいただき、心より感謝しています。ありがとうございました。尚、新しいCDは、2月のセッションを終えてからの発売となりますので、もう少しお待ちください。
新春の活動は、一月後半からの大阪と金沢でのコンサートを皮切りに、CDレコーディングや協奏曲、そのほかDUOやTRIOなどの組み合わせのコンサートが続きます。久しぶりに台湾にも行きますし、アウトリーチの活動などで、子供達のフレッシュな感性に触れることもとても楽しみです。(まだ詳細をUpしていないものもありますが、スケジュール欄に順次掲載していきます。)
それでは、皆様にコンサート会場でお目に掛かれることを、心待ちにしております。
2011年1月8日
渡辺玲子
2010
音楽評 「第284回 オーケストラ・アンサンブル金沢」(2010年7月9日開催)
バーンスタイン「セレナード」の独奏は渡辺玲子。集中度は頂上に達する。ヴァイオリン全音域で見事に均質な「鳴り」を獲得した渡辺の独奏は、驚異の集中でギリシア古典の輪郭を描き出す。それは鋭利な刃物で輪郭を切り取ってゆく気迫だ。その極度の緊張のなか、不思議なエロティシズムを滲ませて続くオーケストラと独奏の対話は、原作のプラトン《響宴》の本質に肉薄する。OEK木管群の冴えた美音も秀逸。演奏会やCDで、この作品がこれほどの高みに達した例を知らない。
響 敏也
「音楽の友」2010年9月号
講談社ダブルCDマガジン「モーツァルト」にエッセイ掲載
講談社ダブルCDマガジン「モーツァルト」
全25巻(各巻CD 2枚)
8月19日発売
[第7号] ヴァイオリン協奏曲(CD2枚付:協奏曲1〜5、協奏交響曲)
詳細は
http://shop.kodansha.jp/bc/mozartcd/
第79回日本音楽コンクール ヴァイオリン部門審査
第1次〜第3次予選審査(9月23日から28日まで)
バイオリン部門 本選審査(10月23日(土))
詳細は
http://oncon.mainichi-classic.jp/
渡辺玲子6枚目のCDを録音
9月13日から9月15日の予定で6枚目のCDを録音します。楽しみにお待ちください。
朝日新聞7月7日(水)32面 「人ひとこと」欄
「根源的な何か」に向き合う:
「村上春樹の『1Q84』では、ヤナーチェクの曲がソナタ形式の主題のように繰り返し現れ、主人公の心の謎を解く鍵となります。彼の曲が選ばれたのは、その響きが何か原始的で根源的な共感を呼び覚ますからでしょう」
日本を代表するバイオリニスト。7月の「浜離宮ランチタイムコンサート」では、その超絶的な技巧でヤナーチェク作「バイオリン・ソナタ」などを演奏する。
「根源的な何かを感じさせてくれる音楽に向き合うことが喜び。共感していただければ、これに勝る喜びはありません」
7月29日 浜離宮ランチタイムコンサート
東京・浜離宮朝日ホール。03・3267・9990
明けましておめでとうございます。
2010年が平和で実りある一年になりますように、祈念いたします。
年末から極寒のニューヨークで過ごしています。ここしばらく摂氏零度以下の日が続き、強い風のせいで体感温度はさらに低く、マイナス15度から20度くらいの毎日を送っています。この冬は最初暖冬になると予想されていたようでしたが、現在はアメリカも全土に渡って寒さに見舞われ、フロリダでも例年に無く低い気温が続き、フルーツなど作物にも影響が出ているとのこと。
昨年12月には大雪に見舞われた秋田にも行きました。日本海の厳しく美しい冬景色は、自然の荒々しさと、人のいない独特の淋しさに心打たれると同時に、暖かい春が早く来てくれるようにとの願いが強くなります。
2月から、また日本でのコンサートも始まります。まだスケジュールの欄にはアップしていませんが、順次お知らせしていきますのでもう少しお待ちください。また、日本語のブログの幾つかを、現在英語版用に書き直しています。今月中には遅れていた英語版のサイトが開設できるように計画しています。
それでは、またコンサートで皆様に御目に掛かれることを願っております。
2010年1月6日 ニューヨークのアパートにて
渡辺玲子
2009
このビデオは渡辺玲子が講師を務める秋田国際大学(AIU)で6/22日に行った公開講座を録画したものです。ここでは先のバッハのシャコンヌを解説した部分につづいて「ヤナーチェク」のソナタ第4楽章について解説した部分を公開しています。ビデオを見る▶
このビデオは渡辺玲子が講師を務める秋田国際大学(AIU)で6/22日に行った公開講座を録画したものです。いつもは英語で講義を行っていますが、今回は市民の方も見られる公開講座としたため渡辺玲子は日本語で講義を行い、同時通訳を入れて英語でも説明されています。
講座全体は約2時間の長さがありますが、ここではこの中からバッハのシャコンヌを解説した部分をサイトで公開しています。ビデオを見る▶
9月2日秋田朝日テレビの6時17分からのローカルニュースに、8月30日に行われたアトリオン室内オーケストラとのコンサートの模様の他、国際教養大学の先生方と共同で行っている畑作業の模様などが紹介されます。ビデオを見る▶
皆様、ようこそ私のオフィシャル・サイトへいらしてくださいました。多くの方々の協力を得て、2009年9月からこの公式サイトがスタートする運びとなりました。ここでは私のコンサート活動を中心にして、国際教養大学(AIU)での英語でのレクチャー風景なども交え、私の活動についてのタイムリー且つパーソナルな情報を発信していきたいと考えています。
インターネットの世界的な普及で、国境を越えてリアルタイムで情報が飛び交うようになったのは素晴らしいことです。このことによっても、私たちは今文明の歴史的な大転換期に向かって共に生きているといえるのではないでしょうか。そう考えると、心のどこかで微かに将来に対する不安を感じながらも、歴史的な時代の生き証人になるかもしれないことに興奮も覚えます。
音楽を通して、そして私のささやかな趣味の畑や山歩き、そのほかの話題も交えながら、ここで皆様とご縁を持つことが出来れば嬉しく思います。CDからの抜粋、コンサートやレクチャー風景の動画なども随時 UPしていきます。どうぞお楽しみください。
2009年9月1日 渡辺玲子